【大暑】『夏土用』の過ごし方 ~胃腸を整えよう。そして、宮大工 直井光男 棟梁 を悼んで~

いよいよ二十四節気でいう「大暑」(7月22日〜8月6日)。これから「立秋」にかけて一年で最も暑さの厳しい時期が続きます。

そして、「立秋」前の2週間強の期間に置かれる雑節が夏の「土用」。今年の夏の「土用」は7月19日〜8月6日です。「土用」は木火土金水でお馴染みの「陰陽五行説」に由来する雑節です。

つまりこの時期は二十四節気でいう「大暑」と、雑節でいう夏の「土用」が重なる、健康上非常に注意が必要な時期です。

また「土用」は、<土>の気が強くなる時期ということで、道教では土を司る「土公神(どこうしん)」という神様がこの時期土の中に訪れるとされ、特に、春夏秋冬の各「土用」において、春は竈に、夏は門に、秋は井戸に、冬は庭に土公神様がいるので、この神様がいらっしゃる期間(=「土用」の期間)はこの場所の工事を行ったり、荒らしたり、土を動かしてはいけないと言われていました。

そこで気になるのは、東京オリンピックの期間がまさに「大暑」と「土用」とに重なっていること。

土公神が「門(ゲート)」にいるという時期に、世界各国の方々がこの国を訪れる状況がどう出るか。

そんなテーマも含め、この時期の過ごし方について動画をアップしましたのでご覧いただけましたら幸いです。

 

PS. 動画の冒頭で、7月17日に他界された宮大工の故 直井光男 棟梁のことにも触れさせて頂きましたが、直井棟梁については機会を改めて、直井棟梁の立派な人柄と足跡を皆さまにしっかりとお伝えし、直井棟梁を偲びたいと思っています。

 

 

動画中でも紹介した「『冬土用』の過ごし方」の動画はこちらです。