井戸理恵子『日本の深層を知る』講座(特別回)

日本の深層を知る(井戸理恵子)

日本とはなにか、日本人とはどういった民族か?
それを知る為には日本の民俗を深堀する必要性があります。
多くの方々は民俗学における様々な伝承を耳にする事に
「それはいつ頃ですか?何時代ですか?」と聞いて来られます。
いわゆる義務教育、西洋的な認識では本質的な民俗学は学ぶことは不可能なのかもしれません。
歴史学や文献学と異なり、民俗学では時代区分は基本的になく「昔は昔、今は今」なのです。

民俗学の考え方では、「日本」の深層を知る為には古くから伝承されてきた
日々の生活の中にあった祭、様々な伝統儀礼(冠婚葬祭など)、四季折々の風習、食事、
そして、職人技術や仏教、神道などの信仰を知る必要があります。
それは学問的にではなく本能的、直感的に日本人として感じ受け入れることが何より大切です。

そこで、今回の講座では、わたしが「民俗学」の領域で経験してきた「この国の深層」を
皆さんに「日本語」を通じて共有することで体感していただき、
古人が感じてきた日本をお伝えできたらと思っております。

民俗学者の折口信夫は「古代」を単なる時代区分ではなく、
日本人が“日本なるもの”に触れた時、日本人の魂が“そこ”へと瞬間移動するかのような感覚、
すなわち<古(いにしえ)>へと<代わる>感覚、古い日本人の感性が蘇ってくる感覚を大切に考え、それを「古代」と捉えました。
日本なるもの、土地、地形、自然現象、日本語、他、そこに浮遊している様々なモノ、コトから
日本人は古い日本人に還る瞬間があるのです。
それこそが大切で命を育み、伝え、生き抜く力になるのだと。
その瞬間を自発的に生み出す場が祭、伝統儀礼を中心とした日本の文化に見出されるのです。

日本人として日本人の感性で考え、日本人の感覚で未来をつくる、
その素地を作る毎月1回の講座を始めます。

 

井戸理恵子『日本の深層を知る』講座(特別回)
●開催日: 2022年12月20日(火) ①昼の部13時〜 ②夕方の部18時〜
●会 場: Organic Café ゆきすきのくに〔JR西荻窪駅徒歩3分〕
●参加費: 3,300円(お茶付き) 当日現地支払い
*各回15名
*今回は特別回として単体参加可のリアル開催にて実施します
*今後は、各回の講座をいつでも視聴できるオンライン型・全回一括購入型でのセミナー開催へと移行する予定です。詳細は次のご案内をお待ちください
*本特別回の参加者は、2023年1月16・17日に予定されている天河神社(天河大辨財天社・奈良県天川村)を井戸理恵子と一緒に訪ねる旅への参加申込が優先されます

お申し込み方法

参加を希望される方は 下記「お申込みボタン」からの記入フォームに下記をご記入の上お申込みください
●お名前
●メールアドレス
●参加希望時間帯 ; ①昼の部 ②夕方の部 ③両方
●お食事希望(実費)
 ①12時〜ランチ ②昼の部終了後〜ランチ・デザート ③夕方の部終了後〜ディナー
*ご希望者には、講座前後の時間帯で会場カフェにてお食事を提供させて頂きます。