【11/13開催】第五回 おとなの七五三 〜童還りのとおとたらり〜

一年の総仕上げにして、新たな年を迎えるための祝祭《おとなの七五三》、
今年は11月13日(土)に開催の運びとなりました。
神田明神に集合後、上野精養軒まで練り歩きます。
直会の昼食会も今年は豪勢に上野精養軒。スペシャルゲストも登場します。
今年は限定50名様までとなっております。
どうぞお早めにお申し込みいただけると嬉しく存じます。

《詳細》
今年の大人の七五三は十一月十三日(土)、旧暦十月九日。
ご先祖さまや年神さまが今年の仕事を終えられて、お還りになられるまでのほんの数日。
この時期は、多くの作物の収穫も終え、ほっとできる、一年で最も華やいでいるときです。
そこでこの神々を労い、今年と来年を繋げる、といった民間の祭が各地で行われておりました。
しかしながら、市町村合併、政治的、宗教的、様々な社会の変容によって、こうした祭がなくなってしまいました。
そこでそれらのエッセンスをまとめて、意味だけを集約した祭が『おとなの七五三』です。
詳細は当日お話しますが、ぜひ皆さま、お気軽に参加いただけると嬉しく存じます。
尚、この祭は古き良き日本の伝統を感じていただく為、「振袖」やめでたき時に着用する和装で参加いただけるとより「効果的」ですがそれぞれ思い思いの「日本的なる出で立ち」でご参加いただければ幸いです。
なぜ振袖かと申しますと、
振袖には魔を祓うという意味があり、振袖でなくとも、美しい着物には
それを仕立てた、多くの職人たちの呪力がこもっているのです。
蚕を育て、生糸には身を守る為に厳選された薬草を染料として用いる。染や織り、刺繍、そして模様、文様などのデザイン。多くの技術が集約されるのです。「着物」として着用するまでに多くの職人の思いが集結するわけです。「洋服」とは圧倒的に違うのです。単なる「お洒落着」でもありません。
伝統の技(わざ)を身につけている、ということです。
日本の伝統を身に纏い、格別な時間を楽しんでみませんか?
非日常的に出かける人の顔には笑顔が溢れているもの。
その笑顔が魔を祓い、よい気を呼び込むのです。」

井戸理恵子

========《おとなの七五三》=======
■日 時:令和3年11月13日(土)
※13時に神田明神に集合

■直会会場 上野精養軒 『桐の間』
※コロナ事情の為、通常の半分の人数制限をさせていただいております。

■参加費:12,000円 ※50名限定

■着物レンタル・着付け:花ごよみ
http://www.87-goyomi.tokyo

■プログラム(予定):
13時30分  神田明神 正面集合
マツリの趣旨説明 井戸理恵子
参拝
13時50分 練り歩き開始
14時05分 湯島天神参拝
記念撮影
14時30分 不忍池弁財天参拝
15時00分 上野精養軒『桐の間』直会
15時10分 井戸講話『よき年を迎える』
17時00分 散会

■【申込方法】
下記アドレスにタイトル「1113七五三」とし、参加者名と人数をお知らせ下さい。
info@yukisukinokuni.jp
参加費は事前にお振込をお願いいたします。
また、着物レンタルを御希望の方は
こちらへ参加表明いただいた上で
花ごよみ、さんへ「おとなの七五三」参加とお申出下さい。協賛いただいております。
着物レンタル・着付け:花ごよみ
http://www.87-goyomi.tokyo

■【振込先】 みずほ銀行 吉祥寺支店 普通1548876
名義 ゆきすきのくに合同会社
参加の有無は事前のお振込をもって確認させていただきます。
何卒よろしくお願い致します。

■準備の都合上キャンセルポリシーを設けております。ご了承下さい。
一週間前までのキャンセル   半額負担
当日のキャンセル       全額負担

【プロフィール】
井戸理恵子(ゆきすきのくに代表)
民俗情報工学研究家。
日本各地の伝統儀礼、風習、歌謡、信仰、地域特有の祭り、習慣、伝統技術などの意味と本質を読み解き、現代に活かす活動を続ける。伝統を基軸とした執筆、講演、コンサルティング、プランニング。
現在、東京FMインターネットラジオAudee「オーガニック・オカルト・アワー」パーソナリティ、永平寺機関誌「傘松」連載、他。
多摩美術大学非常勤講師、アルゴグラフィックス社外取締役、ゆきすきのくに合同会社代表、カフェ経営、など。
ゆきすきのくに
http://www.yukisukinokuni.jp/
※《おとなの七五三》について
「七五三」は誰でも知っている日本の伝統行事であり、子供の通過儀礼として行われて参りました。
しかしながら、何故「七五三」なのでしょうか?
「七・五・三」は足すと十五。十五夜は満月。つまり、成人という満月に向けて、神の力の篭る奇数の年として三つにわけて、「おとなへの自覚を促す儀式」という意味があったのです。
そして、いにしえの日本において「おとなへの自覚」とは、(生誕地、両親や家族、地域との結付きなどを踏まえて)自分が何者であり、どんな身体の癖や能力を持っているのかを認識することでもありました。
いにしえの感覚が廃れてしまった現代において、かつて子供だったおとなたちが新たな自分に気づき、日本人であることを再確認するためのお祭りをしたいと《おとなの七五三》と名付けました。

協賛:株式会社 る・ひまわり、自然派茶道《星窓》、着物レンタル「花ごよみ」、オフィスソウイチ、東園子